【Q&A】お薬は処方してもらえますか?

当サロンでは、お薬の処方のみならず、診断や治療などの医療行為は一切おこなっておりません。

「カウンセリング」と聞くと、精神科医や心療内科医などの医療系カウンセラーをイメージする方が多いかもしれません。
精神科医や心療内科医はドクターですから国家資格の医師免許が必要で、お薬の処方も可能です。
臨床心理士の資格は国家資格ではないものの、臨床を一定期間おこない、研究が必要であるという点で、それに準じた資格とお考えいただいても良いかもしれませんが、お薬の処方はできないはずです。しかし、当サロンではこれらを「資格系カウンセリング」または「医療系カウンセリング」と認識しております。

また、心理学を元にした心理カウンセラーは、多くの仕掛け人が「協会」を立ち上げ、それぞれの「協会ビジネス」の中で「資格」を「発行」し、講座を受けることによって「誰もが」取得できるようなものがほとんどです。ですから、医師免許や臨床心理士のような資格とはまったく別物なのですが、これを国家資格のようなものと勘違いされている方が大勢います。気をつけてください。

心理カウンセラーは、どこかの協会で「心理学を勉強したことがある人」がその協会の修了証をもらって、カウンセリングをしているという認識をしていただいた方が、認識として間違いが少なく、クライアント様にとってはリスクを回避できると思います。以前、過去生回帰という名のヒプノセラピーを数時間の講座を受講しただけで修了証を渡す「先生」と呼ばれている人を見たことがあります。そういう方に自分の心を預けて過去の記憶を弄るのは、あまりにも危険すぎます。

さらに、霊と交信したり、予言に似たことをおこなうような「スピリチュアルカウンセング」も存在いたします。こちらは一切資格はありませんので、もちろん本物もいらっしゃると思いますが、詐欺師のような自称スピリチュアルカウンセラーやヒーラーも残念ながらたくさん存在します。そして、人生相談などもカウンセリングと呼びます。人生相談は経験を生かしてアドバイスすることが主なので、こちらも資格は必要ありません。

実際、現在の日本においては、資格系カウンセラー以外は、誰もがいつでも「私はカウンセラーです」と開業することができます。こうした心理カウンセラー、スピリチュアルカウンセラー、人生相談カウンセラーなどを、当サロンでは「非医療系あるいは非資格系カウンセリング」と呼んでいます。

さて、前置きがやっと終わりました。
当サロンは、「非医療系」「非資格系」のカウンセリングです。
ですから、お薬の処方はできません。資格も一切ありません。

非医療系の中でももしも分類するとするならば、人生相談が一番近くなるでしょうか。難しいところです。
と言いますのも、クライアント様のエネルギーをリーディングによって感じて言語化し、それに対してアドバイスするという点では、スピリチュアルとも言えます。また、心理学というのは「エゴの反応」についての学問ですから、クライアント様のエゴの反応を明らかにして分析し、それをより良いものに変える方法をお伝えしてサポートをするという点では、心理カウンセリングの要素も大いに含まれます。さらに、量子力学など最先端物理学の考え方も取り入れていますので、科学的カウンセリングとも言えますし、また、「問答法」という独自の技法も使いますので、仏教の「禅」の要素も含まれます。場合によっては、すべてのものに「生命」が宿るという表現をすることもありますので、古来から日本に存在する教えや古神道の要素も入ってくるでしょう。
ある特定の「分野」に押し込めることができない「カウンセリング」をおこなうのが当サロンの特徴です。

さて、精神科や心療内科のような資格があるカウンセリングの方が安心なのか?というと、まったくそうではありません。
医療系カウンセリングを受けた方ならご存知かもしれませんが、西洋医学を元にしているからこそ、「薬」が解決法であるという傾向が強く、投薬によって症状の緩和に目的が置かれるがゆえに、問題の本質に迫って根本的解決に至ったような事例はあまり聞いたことがありません。

また、心理カウンセングだけでも問題は解決しないように思います。
エゴがどのように反応しているか、またはその原因がわかったとしても、そのエゴを扱う方法がなければ、その心の状態は解決されません。心理カウンセリングが原因にばかり注目し、分析で終わりがちなのがその証拠です。大切なのはその後です。

エゴを扱うには、エゴを超えたところからの視点が必要です。エゴを超えた部分はもはや心理を超えていますので「心理学」の中に答えはありません。「超心理学」や「真理」の分野に根本的解決の方法があるということになります。しかし、これを理解するのは大変難しく、そもそも頭で理解できるようなものではありません。ですから、勉強や学問だけで何とかできる問題ではないのです。よって、この部分を扱うことのできるカウンセラーはほんの一握りです。
そして、この「真理」の部分は、スピリチュアル業界と重なってくるため、多くの人はとても玉石の見分けがつきません。先ほども申し上げたように詐欺師もたくさん存在しますので、途端に怪しげに見えます。

ここでみなさまにお伝えしたいのは、医療系だから安心とか、資格があるから怪しくないとか、そういった「目に見える看板」などで判断するのはやめた方が良い、危険ですよ、ということです。

医療系だからといって合わない先生につかまれば薬漬けの日々になりますし、臨床心理士と検査して「〇〇法で分析すると自分はこのタイプだ」ということはわかったものの、状況自体はまったく変わらないということも多々あり得ます。
また、目に見えないことをいいことに「悪霊が」とか「カルマが」「前世が」などと証明できない原因を突きつけ、新たなサービスや物を購入すれば問題が解決するなどとスピリチュアルカウンセラーに提案されることもあるでしょう。あるいは、単なる相談員の経験のみに基づいた話を聞いただけでカウンセリングが終わってしまったということもあるかもしれません。

大切なことは、どんな分野のカウンセングであれ、カウンセリングをするのは「人」であるということです。
どの分野の「看板」を掲げていたとしても、その分野以上の洞察や技術、感覚や理解を使ってカウンセリングをする素晴らしい先生方もいらっしゃると思います。むしろ、分野の垣根を超えなければ、目に見える結果を出せないはずだとすらわたしは思います。形では「心理カウンセラー」と謳いながらも、実際は「心理学」以上のことをおこなっている素晴らしいカウンセラーも存在します。ドクターでありながら、西洋医学を超えた考え方で診察や治療を試みて成果を出している先生もいます。

分野や看板という目に見えるもので判断せず、その「人」を見てください。感じてください。「カウンセラー」自身を観察してください。口だけで語る綺麗な言葉に騙されないでください。素晴らしい理想や目標などの綺麗事に誤魔化されないでください。その人を見てください。「すごい人」かどうかで判断しないでください。貴方が「すてきな人」だと感じるかどうかで判断してください。

その人は一貫して矛盾なく、自分以外の人や存在、物に至るまで、大切に感じているでしょうか。
他者の幸福や成功を心から自分のことのように喜べる人でしょうか。
あらゆる角度から物事を捉えることのできる広くて深い視点を持っているでしょうか。
あなたの存在そのものを素晴らしいと感じてくれているでしょうか。
時には耳の痛いことも言ってくれる人でしょうか。その時、その人に愛が感じられるでしょうか。
貴方の自由を認めてくれる人でしょうか。
命令したり行動を制限したり貴方をコントロールしようとしないでしょうか。

貴方が子どもの頃や学生時代に、こんな「先生」なら信頼できたのに、と思う人を思い浮かべてください。
決して生徒の言いなりになって、生徒を甘やかす人ではなかったはずです。
決して生徒にいつも命令し、支配する人ではなかったはずです。
きっと生徒に本当の力をつけてくれるような授業をする人だったはずです。
きっとその授業は時には面倒で厳しいなと思ったことがあるはずです。

このように、貴方が本当に信頼できると感じる人を諦めずに探してください。
多くはないかもしれませんが、きっといるはずです。貴方が望むならばいつか出会うはずです。

当サロンでは、カウンセラーであるわたしが学生時代に会いたかった本当に信頼できる先生のようなカウンセラーを目指して、日々精進しております。みなさんのお眼鏡に叶うような人になれるようがんばっております!
ご縁を感じていただいたら、ぜひ一度当サロンにお越しください。お待ちしております。